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GU グアナーゼ

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測定法

酵素法(XOD-UOD-POD系)


 血清中のグアナーゼ(GU)はグアニンを分解してアンモニア(NH3)とキサンチンを生成します。キサンチンはキサンチンオキシダーゼ(XOD)の作用を受け、尿酸と過酸化水素(H2O2)を生じます。さらに尿酸はウリカーゼ(UOD)の作用によりアラントインとH2O2を生成します。 生成したH2O2はペルオキシダーゼ(POD)の存在下で3-メチル-2-ベンゾチアゾリノンヒドラゾン(MBTH)とN-エチル-N-スルホプロピル-m-アニシジン(ADPS)を酸化縮合します。このとき生じるインダミン色素の生成に伴う吸光度の増加速度を測定することによりGU活性値を求めます。


測定意義

 GUはグアニンに作用して、キサンチンとアンモニアに分解する酵素です。体内では肝臓・腎臓・脳に多く含まれ肝障害により血中に流出するため、肝障害マーカーとして有用です。肝障害マーカーとしては、ASTやALTなどが知られていますが、これらは心筋梗塞などの肝疾患以外の病変の場合にも異常値となるのに対し、GUは比較的肝疾患に特異的なマーカーであることが報告されています。
(GU-RN添付文書参考文献1より)

                     
高値) 慢性肝炎、急性肝炎、薬物中毒 など
                    
参考基準範囲
 
血清  0.0~1.3 IU/L
(社内データ 800例より臼井法にて算出)