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m-ALB 尿中微量アルブミン

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測定法

セロテックのmALBは免疫比濁法です


 過剰量の抗ヒトアルブミン抗体と検体中のアルブミンにより生じた抗原・抗体反応を濁度として測定します。同様の方法により測定したアルブミン量既知標準液で作成した検量線から検体中のアルブミン量を求めます。


測定意義

 尿中のアルブミンは糸球体障害の指標です。慢性糸球体腎炎やネフローゼ症候群、腎硬化症など糸球体に組織変化をきたす腎疾患患者において尿中に見られます。これらの一次性腎疾患では尿中蛋白(大部分がアルブミン)の検出がきかっけで病気が発見されることが多くあります。
 糖尿病やSLE、アミロイド―シスなどの合併症として二次性に腎機能に異常が出る場合、尿中アルブミンが検出された時点でかなり組織病変が進んでいます。糖尿病の場合、腎症を早期に発見できれば血糖値を厳密にコントロールすることによって、ある程度腎症の進展を防止できるので、できるだけ早期に尿中アルブミンを検出することが望ましいとされています。 

                     
高値) 糖尿病性腎症、運動性蛋白尿、尿路感染症、糸球体腎症 等
                                         
参考基準範囲
尿 30mg/L以下
 (吉川 隆一,衛生検査,Vol.38(9),p.1236,1989、糖尿病性腎症早期診断基準)