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TG 中性脂肪

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各試薬の違い

TGchoice

測定法

酵素法(GPO-POD系/遊離グリセロール消去法)

 検体中のトリグリセライド(TG)にリポプロテインリパーゼ(LPL)が作用することによって遊離するグリセロールに、アデノシン-5’-三リン酸(ATP)とMg2+の存在下でグリセロールキナーゼ(GK)を作用させるとグリセロール-3-リン酸(G-3-P)が生成されます。さらにG-3-Pはグリセロール-3-リン酸オキシダーゼ(GPO)によって酸化分解されて過酸化水素(H2O2)を生じます。生じたH2O2にペルオキシダーゼ(POD)が作用すると4-アミノアンチピリン(4-AA)とN-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリン(HDAOS)あるいは、N,N-ビス(4-スルフォブチル)-3,5-ジメチルアニリン(MADB)を酸化縮合しますので、生じるキノリン色素を比色測定することにより、TG濃度を求めます。
 なお、検体中にあらかじめ存在する遊離グリセロール(FG)は第一試液(R-Ⅰ)中でGK、GPO、カタラーゼの作用により無発色消去されます。

測定意義

 TGはグリセリンに3分子の脂肪酸がエステル結合したもので、その性質は結合する脂肪酸の鎖長、飽和度によって左右され、全身の各種脂肪組織の主成分として生体のエネルギー貯蔵を行っています。血中のTGの由来には、外因性(食餌性)と内因性(体内合成)とがあり、前者はカイロミクロン(CM)中に、後者は超低比重リポ蛋白(VLDL)中に組み込まれて血中を運搬されています。したがって、血中TGは食後は主としてCM中に、空腹時は主としてVLDL中に含まれています。肝は脂肪組織から放出された遊離脂肪酸(FFA)を摂取し、また糖質から脂肪酸合成を行い、これらの脂肪酸を素材としてTGを合成し、VLDLに組み込んで血中に分泌しています。血中のCM、VLDL中のTGは、末梢組織のリポ蛋白リパーゼ(LPL)によって水解されてFFAを遊離し、そのFFAは組織内に取り込まれて代謝されます。したがって、血中のTG濃度は、主として肝におけるTGおよびVLDL合成とその分泌、ならびに末梢におけるVLDL分解とのバランスによって左右されています。
 すなわち、血中TGの増量は、脂肪組織からの脂肪酸放出の増大、肝における合成亢進、末梢組織のLPL活性の低下などによって起こり、その測定はコレステロールやリポ蛋白の測定とともに脂質代謝異常の解明に重要です。

                     
高値) 高脂血症
低値) 低脂血症
                                                             
TG参考基準範囲
 
  30~150mg/dL
(金井 他,臨床検査法提要,改訂33版,p.467, 2010.)